前回は大切な人を支えるうえで自身が考えるべきことについてお話していきました。
今回は大切な人にできる支え方についてお話していきます。
1回目で参考にした「メンタルマネジメント大全」から抜粋させていただきながらお伝えしていこうと思います。
ぜひ、大切な方のために実践していただき幸せな人生を築けるようにしていってほしいです。
大切な人を支える方法
前回は「自分自身のメンタル面に気をつけながらサポートをしよう」ということをお伝えしました。
では実際にどのように支えていいかがわかりませんよね?
その、どのように支えていいかを詳しく解説していきます。
支える上で大事なたった一つのこと
大切な人を支えるために必要なことはたった一つ。
それは「傾聴する」ということです。
「え?聞くだけ?」と思われるかもしれませんが、傾聴するということとただ話を聞いてあげるということは意味が違います。
では「傾聴」とは何なのか?
傾聴とは3つの「きく」から成り立つ
「傾聴」をする上でとても大事なポイントは3つあります。
1つ目 耳できく
耳できくということは相手が考えることによって「沈黙していても待つ姿勢を見せ、最後まで話しを聞いてあげる」ということが大事になります。
その際には相手の考えを否定せず、自分の価値観で評価をしてはいけません。
2つ目 目できく
目できくということは表情や声の調子なども同時に観察しなくてはいけません。
相手のことを理解するためには言語以外のコミュニケーションにも配慮しなければいけません。
3つ目 心できく
相手の話していることの裏側まで推測し、共感することも大事になります。
実際の本音を推測して、受け入れていくことも大事なのです。
傾聴の基礎的な技術
傾聴の目的は相手から話を引き出すことになります。
その傾聴にも基礎的な技術というものも存在します。
それは簡単なものだと、「繰り返し」と「言い換え」というものになります。
・「繰り返し」というのは、
「あなたが大事にしていることは◯◯なのですね」や「あなたがつらいことは◯◯なのですね」というようなことです。
つまり相手の発言を繰り返し、話を聞いているという印象を与えるということになります。
・「言い換え」というのは、
「つまり◯◯ってことですね?」と相手の話を言い換えることになります。
こうすることによって話題をふくらませることができます。
上記の2つの技術を用いて相談に乗ると、うまく話を聞き出すことができるようになります。
傾聴を使うということ
ここで「メンタルマネジメント大全」から大事なことをいくつか抜粋していきます。
・相手の問題を解決することにばかり気持ちを集中させると、ただそこにいてあげることの大切さを忘れがちになる。
・彼らは、自分が何を必要としているかを知っている。どのようにサポートしてほしいかを尋ねると、サポートの指針が得られるだけでなく、彼らの意思を尊重しようという意思を伝えることができる。
・注意深く耳を傾けよう。求められるまで助言してはいけない。相手の言葉を、そのまま返すだけにしよう。そうすれば相手は、話を聞いてくれている、尊重されている、と感じることができる。
要約すると「相手の意思を尊重し、サポートしてほしいことを聞いてあげる。その際には求められるまで助言せず、相手の言葉を返すだけにしよう。」
つまり「傾聴する」という言葉にすべて集約されているのです。
まとめ
相手のことを深く理解し、サポートをするには「傾聴する」ということは必要なことになります。
そうすることにより自分が必要とされる人間であり、前向きに進むための道標となります。
前回の記事も合わせると「自身の心身を健康に保ちながら、相手の話を傾聴してサポートしていく」という一言に集約されます。
「大切な人」と「幸せな人生」を歩むためにお互いのサポートをしながら支え合って生きていくということをしてほしいなと強く願っています。
コメント